[インタビュー]チョン・イル|梅も青春も芽吹き始める

美賊イルジメ伝

イル君の、テンアジアインタビュー記事です。関連インタビュー3本中1本目です。

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[インタビュー]Vol. 1―チョン・イル「僕もイルジメも混乱と出来事の中で成長中だ」
[インタビュー]Vol.2 ― チョン・イル 「雲のように人気が消えた時、演技欲が」

チョン・イル|梅も青春も芽吹き始める
10アジア|2009.03.17 午前 11:18

“梅は雪の中に咲いて 寒さに震えて 母は幼くなって 別れに泣くよ”
最も記憶に残るセリフが何だったかという言葉に、チョン・イルはこの一行詩で答えた。 それはMBC『美賊イルジメ伝』で、我が子を産むやいなや離れて暮らすしかなかった生母白梅(チョン・ヘヨン)が、息子に唯一残した言葉だ。 しかしそのように生まれてすぐ一人になったイルジメは、寒くて孤独だ。 養父母に愛されて育ったが、自身の真のルーツを探すために、彼らの元を去り、千里を駆けぬけ探し出した実父は彼を否定する。 生母とは行き違いで会えず、初恋は実る前に命を失った。 数多くの女性が彼を望むが、イルジメがゆっくり休むのはウォルヒ(ユン・ジンソ)一人だけで、世の中どこでも静かに足をつけて暮らしてみようとしても、運命は彼を放っておかない。 それで結局、彼は世の中の数多くの悪と一人きりで戦い始める。 人々は彼を英雄だと呼んで称賛するが、イルジメは依然として孤独だ。 他の誰とも連携することができず、一人で行かなければならない道、英雄に生まれなかったけれど、英雄として育つことになった人間の運命はそんなものだ。

‘スターの時間’を通過してきた青春

今や、チョン・イルから色白で微笑みで女性の心をとらえたユノの姿を探すことは困難だ。

そして現代において、俳優の、スターの運命は英雄と似ている。 大衆から愛されるが本当に愛する人を示すことは難しい。 富と名誉を享受する代わりに、絶えず私的領域を侵犯されて、羨望と賛辞を聞くが、絶え間ない不安と孤独に苦しめられる。 幼い年齢でその荷の重さが減ることは決してない。 『美賊イルジメ伝』でイルジメを演じるチョン・イルが、まさにその‘スターの時間’を通過してきた若い俳優という事実は、それで興味深いところだ。

誰もがご存知の通り、チョン・イルはMBC『 <思いっきりハイキック!』(以下『ハイキック』)でスターダムに上がった。 彼が演技したユノは学校成績が底辺で、“会者定離(회자정리)”を“혜자존니”と検索して唸る思考の高校生だったが、直線的なキャラクターと、色白で美しい容貌を兼ね備えたチョン・イルは、シチュエーションコメディ史上最高の青春スターに浮び上がった。『ハイキック』でユノが自身の叔父が好きな学校の先生に片思いするという、多少強い設定が力を得て、最後まで行くことができたのも、‘花より男子症候群’以前に‘キックユノ症候群’があったという程、女性ファンの心をとらえた彼の魅力のおかげだった。二十歳になったばかりのこの初々しい青春の時間は、永遠に続くように見えた。

まっすぐに育ったこの青年、依然として育っている

イルジメは騒がしいスターの時間をすぎて、忠実な若い俳優に成長しているチョン・イル自身でもある。

しかし、2007年夏、『ハイキック』が終わった後、チョン・イルは嘘のように大衆の前から消えた。 その年の冬オムニバス ロマンス映画『私の恋』の主人公の一人として出演したが、‘キックユノ’時期の輝きを記憶して期待する人々は、過渡期に立った彼の変身を惜しんだ。 そして1年以上の月日が流れた。 ユノもチョン・イルも、徐々に忘れられるのに十分な時間だったが、彼は焦る代わりに精魂を込めて、作品を準備した。 イ・ユンジョン監督の『トリプル』に、ショートトラック選手役で暫定キャスティングされると、4ヶ月間ずっとリンクに上がり、結局『トリプル』の代わりに『美賊イルジメ伝』に出演することになってからは、半年以上の事前制作期間を耐え抜いた。 「幼くして急に有名になって耐えがたいほどの人気があって、そのバブルが鎮静化するのを自分が経験してみたことが気に入ったから」チョン・イルをキャスティングしたというファン・インレ監督は、若い俳優の演技を厳格に教えることに有名だったが『ハイキック』時期から台本の表紙がすりへる程セリフを覚えて、イ・スンジェ、ナ・ムニなど、先輩方を先に訪ねて演技を学んだ誠実さで、チョン・イルはついにイルジメになった。

そして「『美賊イルジメ伝』は英雄の話でなく、イルジメの成長期」と解釈する彼の言葉のように、この作品はスターであった時間を通り過ぎて、スターの座からおりていた時間を忠実に過ごした一人の若い俳優の成長ドラマでもある。 前半部分で自身のアイデンティティを、両親を、愛を探すために悩んで不安を感じていたイルジメは、後半部分に入ると、英雄としての容貌と高段者らしい余裕をそろえることになる。 彼とともに長い撮影期間をすぎて、少しずつ深まった目つきと声を感じられるようになるのは、この作品で見られるもう一つの楽しみでもある。 それで‘キックユノ’が彼の輝かしい過去だったとしても、それによってチョン・イルの現在が色あせて見えないという事実は喜ばしいことだ。 更にチョン・イルはまだ二十三歳、壊れることもゆがむこともせず、真っすぐに育ったこの青年は、依然として青春のど真ん中にいる。

イルジメとチョン・イルの共通点…あったんですね^^
確かに、↑の写真、ユノとイルジメで全然目つきが違いますね。
イル君、成長しています!

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