[インタビュー]Vol. 1―チョン・イル「僕もイルジメも混乱と出来事の中で成長中だ」

美賊イルジメ伝

イル君の、テンアジアインタビュー記事です。関連インタビュー3本中2本目です。

[インタビュー]チョン・イル|梅も青春も芽吹き始める
[インタビュー]Vol. 1―チョン・イル「僕もイルジメも混乱と出来事の中で成長中だ」←ここ
[インタビュー]Vol.2 ― チョン・イル 「雲のように人気が消えた時、演技欲が」

Vol. 1―チョン・イル「僕もイルジメも混乱と出来事の中で成長中だ」
10アジア|2009.03.17 午前 11:18

2007年初め、チョン・イルに初めて会った時、彼はMBC『思いっきりハイキック!』(以下『ハイキック』)のやんちゃな高校生イ・ユノであった。 大学1年生、しかし劇中での制服がよく似合う明るい笑顔で、全国女性ファンの心を完璧に惹き付けた彼は、まだ自身に照らされたスポットライトに慣れずに口数が少なく少し恥ずかしがり屋だった。 更に2年の年月が流れた。 その間チョン・イルは青春スターの座を降りて、オムニバス映画『私の恋』の数ある主人公の一人として出演し、半年以上の事前制作期間をかけて制作されたMBC『美賊イルジメ伝』のイルジメで帰ってきた。時が経つのは早いが、チョン・イルの歩みは急ではない。二十歳にしてトップスターになった少年は、二十三歳の青年に成長し、何を考えて何を学んだのだろうか。 『美賊イルジメ伝』を通じて、ぐっと大人っぽくなったチョン・イルに必ずまた会いたかったのはそのためだった。 そして再会したチョン・イルは、もはや恥ずかしがり屋ではなかった。

「僕も機材一つ担いで山を歩いて登り撮影します」

10:あれから声が良くなったようだ。
チョン・イル:ありがとうございます。 (笑)声が変わった。イルジメのキャラクターがとても冷静で冷たい人物なので、それに合わせて練習をするうちに、自分でも知らないうちに変わった。 次の作品では、またそれに合わせて変わるのではないかと思う。

10:『美賊イルジメ伝』撮影が終盤に至ったと聞いている。 どの程度進行しているか。
チョン・イル:23話分量を撮影している。 地方撮影が多くて、数日前は光陽(クァンヤン)に行ってきたし、莞島(ワンド)にもまた行くことになりそうだ。 江原道(カンウォンド)、全羅道(チョルラド)、慶尚道(キョンサンド)…全国に行ってないところがないようにみな歩き回る。 深い山中で撮影することが多いので、携帯電話も通じず、最初から切っておくことが多くて、車が入れない山道では僕も機材一つ担いで歩いて登り、登山して撮影している。 (笑)

10:『美賊イルジメ伝』は、昨年夏から撮影に入ったが、ファン・インレ監督と初めて会った時はどうだったか。
チョン・イル:僕のプライベートなことをたくさん聞かれた。 最近どのように過ごしているのか、家族関係はどうなのかなど。

10:それまで、イ・ユンジョン監督の『トリプル』を準備していたと聞いたが。
チョン・イル:契約をしたわけではなかったが、ひとまず4ヶ月程ずっと準備をしていた。 ショートトラック選手を演じる予定だったので、1日7時間スケートを滑った。

10:ハードトレーニングだっただろう。 記録はよく出てきたか? (笑)
チョン・イル:リンクを1周するのに、女子国家代表の方が大体8秒台だが、僕は10秒序盤台程だ。

10:それなら『トリプル』の代わりに『美賊イルジメ伝』に出演して、それまで練習したことがもったいなかっただろう。
チョン・イル:それはなかった。やっておけばいつか使える日があると思う。 良い経験だった。

「英雄というのは、一瞬で出てくるのではないと思う」

10:『ハイキック』のキム・ビョンウク、『トリプル』のイ・ユンジョン、『美賊イルジメ伝』のファン・インレ監督は、各分野で指折り数えられる演出家だ。 良い監督と縁が多いほうだが、直接体験してみた感じはどうなのか。
チョン・イル:ひとまず、お三方の共通点は性格がせっかちだということだ。 若干カッとする面があって。 (笑)しかし、仕事ではお三方みな最高で、本当に良い方々だ。

10:撮影に入る前『美賊イルジメ伝』の原作漫画『一枝梅』を読んでみたか。
チョン・イル:もちろん読んだ。 最初はキャラクター中心に、次はあらすじ中心に読んだが、それを読んでみてイルジメは英雄だが生まれながらの英雄ではないという気がした。 人間的には可哀相で悲惨なこともたくさん体験して、そうしながら多くのことを感じて変わっていく人物だ。 英雄というのが一瞬で出てくるのではないと思う。

10:初めて撮影した日を覚えているか。
チョン・イル:昨年7月23日だったか。 丹陽(タニャン)で撮影したが、イルジメが清国で過ごした幼い時期、師匠と武術訓練をするシーンだった。 その日雨が本当にたくさん降ったが、監督がそのまま撮影を強行して一日中撮影した。 最初から苦労で始まった。 (笑)

10:ファン・インレ監督は、俳優にあるレベル以上の演技を厳格に要求する方だが、現場ではどんな方法で能力を引き出すのか。
チョン・イル:怒られる。 「しっかりしろ!」と言いながら。 (笑)ところが、女性の方々は怒られないと後で発見した。 (笑)序盤は特にチョン・イルではなくイルジメが出てこなければならないとおっしゃって、たくさん悩んだ。 例えば撮影現場で笑わないでいろとか、怪我しても大声を出してはいけないとか、そういったことも含まれたが、それをそのまま受け入れて、イルジメになるよう努力した。 ところで、最近は監督もそれほど怒らない。 指示をたくさん出さず、全体的に「こうしてみろ」と指示される程度だ。

10:しかし、イルジメのキャラクター自体がとても複雑ながらも独特で、他の誰かを見て真似できない程特異な人物だと、理解するのが容易でなかっただろう。
チョン・イル:それが最も大変だった。 監督もある時は笑うなとおっしゃって、ある時は笑えとおっしゃって。 ところで、笑うのも微妙で、’笑っていないように’笑えとおっしゃるから。 (笑)それでイルジメというキャラクターのアイデンティティを成し遂げる過程が、13、4話程まで続いたようだ。 ところで考えてみればイルジメは初めから英雄なのでなく、混乱を経て出来事を乗り越えて変わっていくキャラクターだから、僕も作品と共に成長しているようだ。

「イルジメはウォルヒにとって悪い男だ」

10:アクションシーンが多い作品だが、韓中日三国の武術に精通した武道の達人を演技するのはどうだったか。
チョン・イル:以前、少し合気道を習ったし、撮影に入る前1ヶ月間、基礎体力訓練をした。 一日に7km程走るのを含んで、7時間運動をした。 本来運動が好きだったので、睡眠を取らないで徹夜することを除けば、アクションシーン自体はそれほど苦労しなかったし、ワイヤーシーンはむしろ楽しかった。

10:アクションに劣らず、イルジメとウォルヒ(ユン・ジンソ)のロマンスも重要な地点なのに、イルジメのウォルヒに対する感情は何だと考えるか。
チョン・イル:原作もそうだが、事実イルジメの愛する女性は官衙で首を切られて死んだ初恋のダリ(ユン・ジンソ)だったと思う。 イルジメは悪く言えばウォルヒをただ弄んだのかもしれない。 (笑)そういう風にしか言いようがない。数年ウォルヒと一緒に暮らしながらも、時々自分が恋しくなるとやって来て話して遊んで帰って、婚姻の話をしてはなかったことにしてしまい、突然ウォルヒをどこかに閉じ込めておいて帰ってこないで。 本当に悪い男だ。 (笑)それでウォルヒが自殺を試みるまでになった。 監督はイルジメはウォルヒが好きだとおっしゃったが、僕が見るに違ったと思う。 うん、なので…好きは好きだけど愛してはいない。 だがそのように感情を極端に見せない
のが我々の作品の特徴で、監督も希望されるところであるようだ。 状況は劇的でも何かを全て見せてはくれないということだ。

10:原作でかなり重要な素材の一つがイルジメの女装だった。 ドラマでどのように見せてくれるのか気になったが、妓生の演技をするのはどうだったか。
チョン・イル:演技は演技だから大丈夫だったが、女性の韓服を着るのがとても大変だった。 胸でスカートの紐をぎゅっと引き締めるから、とても痛くて重いカチェために不便で、メイクも一時間以上かかるから。 一生で二度するのは大変な経験だった。 (笑)

10:全身が映らない時は意外によく似合っていた。 朝鮮時代に身長184cmの女性はもちろん、男性でも珍しかっただろうが。 (笑)
チョン・イル:いくら美しく撮ろうとしても、全身ショットはどうにもならないようだった。 それでもとても似合っていなければ拒否反応が出るかと思って心配したが、”思ったより大丈夫だね”という反応で幸いだった。

以下、Bカットです。

イル君が改めて語るイルジメ、悪い男ですね~^^
山道ではスタッフと一緒に機材を運んでいるのは素晴らしいです!

コメント:Leave a reply

タイトルとURLをコピーしました